楽天市場でワインを検索したことがある方なら次のような使いにくさを感じたことがあるかもしれません。
まず、名前が似ていても、品質も価格も全く違うものが多いです。 ジュヴレ・シャンベルタンとシャンベルタン、シャンボール・ミュジニーとミュジニーなどが典型例ですね。 除外キーワードを活用すればうまく絞り込むこともできますが、かなり面倒です。
ブルゴーニュは小さな家族経営のドメーヌが多く、血縁関係で似たような名前の生産者が多いのも特徴です。アンヌ・グロとアンヌ・フランソワーズ・グロなどは両方にアンヌと入っていて困ってしまいますね。
さらにはドメーヌものとネゴシアンものを区別するのも難しいです。クロード・デュガとラ・ジブリオットのように全く別の名前を使っているならまだしも、多くは自分の名前を冠しているため知識がないとそもそも見分けるのも困難です。
※ ただし、ドメーヌものとネゴシアンものが明確に区別されずに扱われている生産者もあり、そのような場合は商品名から判別することができないため、このサイトでも区別せずに扱っています。(フェヴレ、ペロ・ミノなど)
このような問題をいくらか解決する方法として「商品タグ」という機能が提供されています。産地やヴィンテージによって検索できるので場合によってはとても便利です。 ただ、商品タグを設定していないショップも多いですし、上記の問題が完全に解決できるわけではありません。
生産者やAOCなどブルゴーニュワインに関して一定の知識がある人は、商品名を見てそれがどの銘柄であるか判別できると思いますが、それを機械的に行なっているイメージです。
具体的には、ある銘柄について普通にキーワード検索して候補の商品をすべて洗い出し、それから商品名を見てその銘柄ではないと判定できる場合には除外しています。
商品タイトルにその商品とは無関係な情報を載せているショップがありますが、そのような場合は機械的な判定が難しいです。メオ・カミュゼのワインにアンリ・ジャイエの名前を被せるような「釣り」は人間にとっても不誠実だし検索のノイズになって迷惑ですので、ショップごと除外している場合があります。(あくまで「商品名」の話です。商品説明でジャイエとの関係に触れるのはもちろん有用な情報だと思います。)
DRCの名前は特に「釣り」に使われることが多く個別の対応が難しいため、価格によるフィルタをかけています。
APIの呼び出し制限があるためリアルタイムにデータを更新することはできませんが、十分役に立つのではないかと思います。